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【過去ログ】スコアのハーフダウンチューニング表記について
NUMGT-#34897
NAMEFKFK
DATE2005/06/02 07:16
細かい話なんですが…

スコアに「half down turning」とか書いてあるとき、その曲が半音下げたチューニングで演奏さている、というのはわかるのですが…。
その場合でもコードがEと書いてあるのに、TAB譜をみるとルートが6弦の開放弦だったり、5弦の7フレットだったりします。
ハーフダウンなのですからこの場合実際出る音はD♯ですよね…?

これはハーフダウンのスコアのTAB譜を見て弾く時はTAB譜に表記されているフレットと一つ下げて読め、ということになるのでしょうか?
それともこの場合の「E」というコード表記は「ハーフダウンだから実際でてる音はD♯だけど、レギュラーチューニングの場合のEのポジションで弾いて下さい」ということなのでしょうか?

わかりづらい文章ですいませんが、誰か教えて下さい。
葉浩志
これは楽譜によって記載方法が違うんです。その前に理解
していただきたいのが、コードというのはギターだけの
ものではなく、曲全体に関わっているということです。
Aと書いてあれば、ギターだけでなく、ベースもボーカルも
全てAコードの中で演奏されている、ということを覚えて
ください。

半音下げや全音下げの場合、コードの記載方法は2つです。

(1) 実際に鳴っている絶対的な音程でのコード表記
これはバンドスコアに多い記載方法です。コードはギター
だけのものではないので、半音下げでEを押さえる演奏
なら「E♭」と記載されます。

(2) ギターの演奏ポジションに合わせた記載
これはギタースコアに多い表記法です。実際に鳴っている
音ではなく、ギターの押さえるポジションで相対的に
コードネームをふる方法です。今回ご質問されたのは
こちらのパターンです。

GT-#34898 TAKASHI 2005/06/02 08:51
ギターはこのように相対的な表記が多い楽器です。
最も分かりやすいのが「カポタスト」の使用ですね。
「2フレットにカポ」をした場合、Cのフォームで
実際にはDの音を出しても、譜面の表記はCを使用
します。カポの場合、実際の音程で表記されては
意味がなくなってしまうからです。

今回の場合、「E」というのは半音下げたときのギター
のポジションを表しているので、レギュラーチューニング
の場合は、「E♭」にして演奏してくれということに
なります。

楽譜によって記載方法が変わりますが、それは楽譜の
「目的」による違いです。それほど面倒なことではないので
いろいろな楽譜を見て、また実際に音を出してコードと
フレットの関係を少し研究してみてください。
GT-#34899 TAKASHI 2005/06/02 08:51
あ、もう1点忘れていました。

どんなチューニングの場合でも、実際に演奏するのは
「TAB譜どおり」に演奏すればOKです。

まずは楽譜を理論的にとらえる前に、そのまま演奏して
「耳で」確認してみてください。TAB譜どおりに演奏
するのか、コードをそのまま演奏するのか、レギュラー
チューニングにするとどうなるのか、1つ1つ実際に
試して「自分の耳で」確認することが理屈を知るより
先決です。音を出すことを面倒くさがっていたら、理解
が遅れるだけですよ。
GT-#34900 TAKASHI 2005/06/02 08:55
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