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【過去ログ】国民投票法案
NUMPL-#196494
NAMEふらいでー
DATE2007/05/07 18:18
「国民投票法案」の内容がイマイチわからなくて悩んでます…
誰か簡単に説明していただけませんか?
葉浩志
ここで聞くよりもネットで色々と検索すれば自然と説明がでてくると思いますよ。
PL-#196495 rismo 2007/05/07 19:11
一つ簡単に言えるのは戦争放棄の平和な国が戦争国家に戻りつつあると言うこと。
国民5人に1人の賛成でも憲法を変えられること。

ほかにも色々あるとはおもいますが・・・。
PL-#196508 ブンタ 2007/05/08 06:29
>ブンタさん
そういう短絡的で簡潔すぎる意見は、誤解を招く恐れが大きいのでやめましょうよ。

細かい内容は、rismoさんの言うようにネット等で調べてもらったほうが、
身につくし、詳しいところまでわかるのでそうしてもらいたいのですが、
大雑把なことだけを書くと、とりあえず今回の国民投票法案は「憲法を改正する」ということだけに限定されていること。
つまり、憲法を改正するときのみ、
「国会(衆議院・参議院それぞれ)で、提出された改正案に対して、
総議員の3分の2以上の賛成があった場合に」
国民にその賛否を問うことができる、
という仕組みになっています。
そして、実際に国民投票の段階になったら、
憲法改正が成立するためには過半数の賛成が必要になるわけですが、
その過半数とは全国民の人口を分母にしたものではなく、
投票に行って票を投じた人の総数を分母にする、という決まりになっています。

まとめると、「国民投票法案」とは
「憲法を改正するときのみに使用される法律で、
その内容は、提出された改正案に国会で総議員の3分の2以上の賛成があり、
かつその内容を国民に知らせて、その内容の是非に関して、
国民が投票し、投票総数の過半数の賛成が得られれば憲法を改正する」
という内容のものです。
PL-#196509 law 2007/05/08 09:21
補足をすると、この国民投票法案というのは、
成立しても3年間は使うことができないため、
少なくともあと3年は憲法が変わることはありません(成立したのはつい最近)
つまり、いくら案が出来上がっていても、
憲法改正には国民投票が必要なので、
国会に提出し、賛成が得られても、結局議論が先に進めないことになります。
なので、この3年間は国会に憲法改正に関する法案を提出することができません。
ただし、3年間の間に衆参両院に設置される憲法審査会というところで議論をし、
大まかな骨組みや大網を話し合ってつくることはできるので、
それをやることになってます。

自分の知ってる知識で書いたので、間違いのあるところは指摘してもらえれば幸いです。
個人的な意見を言うと、アメリカに押し付けられた憲法を、
60年間一度も変えてこなかったこと(最近まで触れることすらタブー視されてきた)、
そして自分の国の根本的な法律は、やはり自国民で決めていくべきだと思うので、
この法案ができたことはいいことだと思います。
あと、戦争国家に近づくというよりは、
やっと「自分の国は自分たちの手で守る」という、
自衛のための第一歩を踏み出せるようになったのではないかと思っています。
PL-#196510 law 2007/05/08 09:24
通りかかって読みましたが、

>mirror lawさん、
これはとても責任重大なことですね。
生半可なことで投票はできない。
いろんな意見聞いてちゃんと考えて投票しないと、
自分達で自分達の国をあやふやにしてしまう恐れが十分にありますね。
たいへん勉強になりました。ありがとうございます。
PL-#196513 田篠田 2007/05/08 21:27
>mirror law

色々付け足しをしていただいてありがとうございます。確かに簡単に書きすぎましたね。
でも知ってましたか?日本国憲法は「アメリカに押し付けられた憲法」ではなく憲法学者の鈴木安蔵先生率いる「憲法研究会」案の『憲法草案要綱』を起草して作られたんですよ。確かに改憲は戦争だけではなく他の憲法も変える必要があるから改憲するんですからね。
ただ、改憲で憲法9条を変えようとすることは着実に戦争国家に戻りつつあるということは間違いない事です。武器などを使い自衛するよりも、私は戦争放棄こそが一番よい自衛だと思います。
PL-#196515 ブンタ 2007/05/08 23:29
戦争なんてしたくないのは誰でも当然ですが、それをやりたい国々に
囲まれていれば防衛は必要です。
周辺の国々も戦争放棄してくれればいいですね。
戦争放棄が常によいというのであれば、韓国が太陽政策を誤りと認めてしまったのはいかがなものでしょうか…?
PL-#196517 尼市民 2007/05/09 00:21
憲法9条がなくなれば戦争国家だなんて、
世界中の国が戦争国家じゃない。徴兵制とかならわかるけど。

誰も相手にしない発展途上国とは違うの。気兼ねなく防衛くらいしてください。
PL-#196519 A 2007/05/09 01:21
私はブンタさんのおっしゃっている危機感はとても共感できます。まともな議論もされないまま強行採決をくりかえしている今の国会の状態でちゃんとした改正をしてくれるとは思えないのです。兵器禁止原則(だったかな?)も変えようとしているのに…ブンタさんのおっしゃる戦争国家への道を歩んでいるようでとても怖いです。(兵器産業がからんでいるかのような気がしてしまいます)
国民が主権である、という事を忘れてはならないと思うのです。今の多くの政治家の方はこの理念を忘れているように感じます。自衛は必要だと思いますが、どこでボーダーラインを引くか、が重要であると思います。用はその中身が大切なのですが、今提出されている案は最低投票率も書かれていないようで、後で好きに変更したりできるようなのです。これはとても危険だと思います。
私としては、今の政治家の方にはさせてはならない、と感じています。
PL-#196529 Y.O 2007/05/09 15:16
よくこの話になると押し付け憲法だと言う方が出てきますが、本当にそう思いますか?

確かに自主性の観点からは問題にはなります。
しかし、それは以下で総合的に判断されなければならないでしょう。


ポツダム宣言受諾によって、憲法の自主性は条件付きだった。
条約の権利に基づき、一定の限度で一国の憲法制定に関与することは、必ずしも内政干渉・自立性の原則に反しない。


ポツダムには民主制・基本的人権の尊重原理が定められており、それは近代憲法の一般原理で、この原理に基づき憲法を制定することは国家の近代化に必要だったこと。


終戦直後の政府はポツダム宣言の意義を理解せず、自分たちの手で近代憲法を作れなかった。


当時の知識人の草案や、世論調査からは多くの国民がマッカーサー草案の価値体系に近い憲法意識をもっていた。
政府も帝国議会の審議段階では、マッカーサー草案を積極的に指示してた。


完全なる選挙で選ばれた政治家が、審議の自由に対する法的拘束のない状況下で、草案が審議され可決された。


極東委員会から、施行後一年後二年以内に改正につき検討する機会を与えられながら、政府は必要なしとの態度を取ったこと。


憲法施行以来、基本原理が国民に定着しているという社会事実が認められる。

以上の点から、日本国憲法の制定は、不十分ながらも自立性の原則には反してはなかったと思います。

PL-#196538 asibe 2007/05/09 21:29
(この記事は投稿者に削除されました)
PL-#196541 Y.O 2007/05/09 22:19
私も今の憲法は押し付けれらたものであるとは思いません。60年も変える必要のなかったすぐれた憲法だと言えるのではないでしょうか?特に9条は要約すると「国際紛争の解決手段として武力行使を用いない事を永遠に誓う」という素晴らしい法だと思っています。明日か明後日にNHKで憲法の特集番組の再放送が放送されるようなので興味がある方はご覧になってはどうでしょうか?
>成立しても3年間は使うことができないため〜
となっておりますが、だからこそ今年中に急いで強行採決しているのです。2011年の米軍再編に自衛隊を組み込ませる意図があるようです。兵器禁止を緩和させたいのも、この時に多額の税金を使って武器を買いたいが為の可能性も大きいです。3億のミサイルを5億で買って残り2億は誰かの懐に…なんて事が起きる可能性は高いと思います。政治団体が領収書をつける義務がないのは今「ナントカ還元水」でもめてますから皆さんご存知ですよね(5万円以上は領収書を添付する法にすると今言っていますが、いくらでもぬけ道があるザル法ですので意味はありません)とにかく、私は今の国会の状態での改正は、政治家達の都合のいいように変える為だと分かっていますから、絶対にさせてはならないと思ってます。
PL-#196543 Y.O 2007/05/09 22:28
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