防衛省 : B'z World!!

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【過去ログ】防衛省

NUMPL-#200095

NAME忍者

DATE2008/01/16 02:18

昨年、接待ゴルフ等の事件で話題になりましたね。それでふっと思ったんですがそもそも接待だ何だ言う以前にまず5兆円弱の税金があてられるのがおかしくないですか？最新の軍事施設を要しながらそれが活躍することもなく、軍でもあらず、自衛隊のあり方はまた別の話ですが。
5兆円弱を投じながらそれを軍事活動に使うなと決められている状況で接待等の事件で大騒ぎ。何か自分の中で矛盾を感じるのですが。
みなさんはどう思われますか？
ちなみに僕は自衛隊に戦争しろとか接待ゴルフOKっていう意見ではないです。

防衛費と接待は別物と考えないと・・・

PL-#200099 ジャンク 2008/01/16 08:32

私達一般人にも目に見えるような軍事活動がないからといって、
防衛費が無駄とは言い切れません。

それより一番問題なのは、防衛省だけでなく全省庁においてですが、政官業の癒着構造なんですよ。

PL-#200100 HDDI 2008/01/16 11:13

忍者さんは、5兆円弱ではなく、
どのくらいの額であれば妥当だと思いますか。

PL-#200101 loops 2008/01/16 11:45

えっとですね、防衛費が無駄ということではなく日本は戦争しないからあんなに予算がいらないという事です。半分でいいんじゃないですか？
それと接待と別なのはそうなんですけど、つまり世界で屈指の兵器などを使わないのに買うのも接待も無駄は無駄じゃないかってことです。
僕も接待うんぬんより天下りなどが重要な問題だと思います。言いたいのは接待事件で騒いでるけどその前に・・・って事です。

PL-#200106 忍者 2008/01/16 23:07

５兆円の予算の内５０％近くは人件費だったりするわけですが。装備品の購入費は２０％弱です。

確かに日本は戦争をしませんが、軍事的脅威に晒されている日本の状況を考えれば、自衛隊は常に最新の設備・装備を整えている必要があります。

それに、兵器を使っていないとは言っても、各レーダーサイトや警戒機は２４時間監視体制を敷いていますし、ＢＭＤには最新鋭のイージスシステムやＰＡＣ－３が、不審船の探知・追尾には哨戒機や高速ミサイル艇が必要になります。
ついでに掃海艇は未だに第二次大戦中の魚雷処理をやってたりしますし。

そして、そういった装備品は日進月歩の技術革新で世代交代が進み日々陳腐化しますから、戦力の弱体化を防ぐ意味でも、ソフト・ハードの両面で新装備の導入は絶対必要になります。

予算が多過ぎると感じられている様ですが、イージスシステムが１４００億円、そのシステムを積み込む護衛艦が６００億円、潜水艦が一隻５００億、哨戒ヘリで６０億円、Ｆ－２支援戦闘機／Ｆ－１５Ｊ要撃戦闘機が１２０億円で一個飛行隊分揃えれば１８００億円、Ｐ－３Ｃ哨戒機が１００億円、ミサイルだって種類によって違いますが一発数億円します。統幕の中央指揮システムにも数十億が計上されていたりします。

個人的な感想ですが、むしろ専守防衛とＧＤＰ１％枠とで必要な装備品を必要な数揃えられていない（予算が少ない）のが現状だと思います。

PL-#200112 悠 2008/01/17 02:14

>悠さん

めちゃめちゃ詳しいですね、米軍がいてもそこまで必要なんですか？日本って米軍にいてもらわないと困るんですよね？

PL-#200127 忍者 2008/01/18 02:45

（この記事は投稿者に削除されました）

PL-#200131 忍者 2008/01/18 12:24

予算の半分が人件費ってのが異常ですよね。
年収1000万の人が約25万人、できますよ。

PL-#200150 忍者 2008/01/19 01:38

＞忍者さん
事務官等一般職員のお給料は分かりませんが、隊員の月給は曹士クラスが１５～５０万、幹部クラスで２０万～１２０万程度みたいです。

米軍ですが、確かに日米安保で米軍は日本を守る責務を負いますが、同時に新ガイドラインや諸々の有事法制、ＡＣＳＡによって自衛隊には米軍への支援義務が発生します。
食料や燃料・弾薬の補給、船舶への停船検査・回航措置、場合によってはジュネーブ条約に基づいた捕虜の拘束・抑留まで行う事になります。

元々日米安保があっても本土防衛は自衛隊の任務です。
不審船が近づいた時に警備行動を取るのは護衛艦ですし、所属不明の航空機にスクランブルをかかけるのは空自です。ＢＭＤでも海自のイージス艦が中心になります。
米国は周辺事態に際して、日本に対しシーレーン防衛に関わる“力の共有”を求めています。８２年の日米事務協議では自衛隊の能力の二倍に匹敵する海上・航空戦力の強化を要求してきましたし、現在では集団的自衛権の行使にまで踏み込んだ“応分の負担”をも迫っています。

PL-#200153 悠 2008/01/19 10:27

続きです↓

それに加えて、今の自衛隊と米軍の関係は“相互協力”に限りなく近いものです。
ＢＡＤＧＥなどの自衛隊が持つ防空網は米軍のそれとリンクしていますし、陸自と海兵隊の実戦を想定した共同訓練も実施されています。
実際に統幕と在日米軍が作成した共同作戦計画もあります。仮に某国工作員が日本本土に上陸した場合、その対処には自衛隊が単独であたる事になりますし、インフラ等重要拠点・米軍関連施設の防御も自衛隊の役目となります。

米軍が脅威ベルトに対応する全世界的再編を進める今、日本はその中心に位置しています。そして、防衛省の中期防衛力整備計画にも明記されている通り、対テロ・ＰＳＩ等へ戦略をシフトした米軍に合わせて自衛隊も米軍との情報共有・政策協議・共同運用を可能にするコンパクトで即応性に優れた編成へと生まれ変わりつつあります。

そもそも、自衛隊の装備品は殆ど対地攻撃能力を備えていない為に打撃力を米国に委ね、その見返りとして日本は米軍の地域戦略に必要な基地を提供しているわけで、自衛隊と米軍がセットで機能してこそ初めて“抑止力”が生まれるわけです。
日米安保は「米軍が守ってくれるから日本は非武装でいい」という趣旨のものではなかったりします。

PL-#200154 悠 2008/01/19 10:28

　悠さん
　ありがとうございます。なるほど。。。
となるとやっぱり人件費が異常ですね。全省庁合わせたら一体何兆円人件費で消えるんだって話ですね。
　ただこれは話の趣旨がずれるんですが、本当にそこまでの抑止力が必要なのか・・とも思います。日本はそこまでの脅威にさらされているのか？と思います。

PL-#200161 忍者 2008/01/20 02:41

軍事大国化した中国やいつ暴発するか分からない北朝鮮という脅威がある以上、抑止力としての戦力は必要でしょう。
かつて中川昭一さんが仰っていた核武装も考慮に入れておく必要があるかと思います。実際に核武装しなくても核武装するかもしれないという事を仄めかすだけでもOK。

まあ「日本は日本人が守る」と言っただけで右翼だとか中傷してくる人や「無防備都市宣言」などと寝言のような事を言っている人が国会議員の中にもいるのでなかなかハードルは高いかもしれませんが。。

PL-#200180 Rosy 2008/01/22 00:35

脅威と言われてもやっぱりリアリティが持てません。具体的にどういう事態が起こって何％の確率で脅威が現実のものになるんでしょうか？
それと個人的には核武装は反対です。

PL-#200182 忍者 2008/01/22 01:23

何度もミサイルを打ち上げている北朝鮮に脅威を感じないのですか？

PL-#200183 チーズ 2008/01/22 09:47

リアリティが持てなくて、幸せじゃないですか。
そう思える程、守られているんですから。

PL-#200187 loops 2008/01/22 11:35

という事は北が本当に日本列島にミサイルを落とすと思っているんですか？本当の本当に日本を攻撃すると思っているんですか？

PL-#200202 忍者 2008/01/22 22:40

北がミサイルを撃つ可能性は０ではないと思います。
北は現国家体制の維持が最終目標ですので、それが不可能になった場合は暴発、南進の可能性は充分ありますし、動乱が起これば日本は自動的に攻撃対象に組み込まれます。
朝鮮戦争は未だ休戦状態なわけですし。日本全土を射程圏内に捉えた弾道ミサイルを複数保有しているのも事実です。

核武装については賛否別れるでしょうが、個人的には必要ないと思っています。
日本が目指しているのは【核武装しない核抑止】つまる所のＢＭＤです。
核武装による攻撃的な抑止ではなく、鉄壁の自衛力によって核を無力化しようという防衛省の戦略に賛成です。

で、具体的に脅威となりうる事態ですが、
例えば、核戦力の一応の完成を終えて外洋思考を強める中国。
漢級攻撃型原潜が日本の領海を侵犯した事件は記憶に新しいと思います。
領海侵犯の目的は海底地図の作成が主でしょうが、威力偵察の可能性だってあります。
電子偵察機や海底調査船を出して日本近空海の調査を進める中国の狙いは、日中安全保障・エネルギー資源の国益が衝突する東シナ海のシーレーンでしょう。
米軍は敵性潜水艦の潜伏する海域の空母機動部隊を配置しない方針なので、中国原潜の相手は自衛隊が単独で対処しなければならない可能性があります。

PL-#200203 悠 2008/01/22 23:39

続き（長くなってすみません）

ついで台湾海峡は“アジア最大の火薬庫”です。
中国は航空機や艦船の拡充に力を注ぎ、爆撃機やＩＣＢＭで台湾を直接攻撃出来る能力を備えています。
台湾も欧米から近代的な軍事兵器・システムの導入を進め、制海権・制空権の確保に成功しつつあります。
台湾が【独立】を掲げれば中国との衝突は避けられません。
そうなれば必然、米軍は台湾支援に動き自衛隊はその後方支援を行う事になります。

北朝鮮は言わずもがなですが、７年前、海保庁の巡視船と銃撃戦を展開した挙げ句自沈したのは機関銃にロケットランチャーまで装備した北の工作船です。
大量破壊兵器と核ミサイルという不釣り合いな巨大軍事力もやっかいですが、自衛隊も在日米軍も対処出来ない工作員や特殊部隊は更に問題です。
防衛省は北の武装工作員が上陸した際の対処マニュアル、特殊作戦群・中央即応集団といった部隊編成を進めていますが、実際はテロ攻撃に対して無力です。

韓国だって充分日本の脅威です。
今は在韓米軍という保護者の管理下にいますが、日本が国際司法裁判所への付託を提案した竹島を武力占拠する様な国です。
未だ燻る領土問題（に関わる経済問題・エネルギー問題）がこじれれば、また武力行使に及ぶかも知れません。

PL-#200204 悠 2008/01/22 23:40

リアリティ、リアリティと仰いますけど本当に日本に核ミサイルがぶち込まれてから気付いても遅いですよ。
安全保障政策というものは常に最悪の事態を想定しておかなければいけません。
極端な例えかもしれませんが、泥棒に入られた事が無いからといって鍵をかけずに外出なんてしませんよね。
「無防備都市宣言」を唱えている連中の中にも家に鍵をかけずに生活している人間は1人もいないでしょう。
その辺から既に彼らは矛盾している訳ですが、まあそれはいいや。

問題は中国。彼らによってチベットやウイグルや東トルキスタンなどは既に侵略されてしまったし、日本の生命線である台湾もどうなるか分かりません。
万が一台湾が中国に併合されてしまったらその次はおそらく沖縄が狙われる事になるでしょう。
日本が中国の属国になっても構わないと考えている人はともかく、日本という国が日本であり続ける事を望むなら真剣に安全保障について考えていかなければいけないと思いますね。

それからBMDについては私も肯定しています。
ただこれだけで守れるとは思えないし、軍事衛星が破壊されたりしたらどうするのかという懸念もありますね。

PL-#200206 Rosy 2008/01/23 01:06

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